王子駅、そして石神井川

職場から10分ほど歩くとJR王子駅に着きます
昨年春の、便所汚水石神井川垂れ流し事件で知られる駅ですが明治以来の歴史を誇る駅でもあります
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駅近くの石神井川下流傍に一軒家を構える知人がいたのですが彼はいったい如何なる思いを抱いたことかwww

その石神井川について調べると、興味深い事実が浮かび上がります
現在の石神井川は小平市の花小金井付近を水源とし、西東京市、練馬区、板橋区、北区を流れ、王子駅前の飛鳥山の地下に穿かれた分水路を経由した後低地に降り隅田川に合流しています
現在の王子駅西側付近は、ちょうど武蔵野台地の東端にあたり、かつての石神井川は、深い峡谷を形作り多数の滝が轟々と落ちていた(王子七滝が有名)
飛鳥山の分水路が完成する以前は、王子駅の真下を流れていて、昭和33年の狩野川台風では王子駅を含む周辺5000世帯に水害が発生
ちなみにこの狩野川台風の目を米軍機が空中撮影したのですが、典型的な台風の目の写真として、現在でも多くの書籍等に掲載されています

そしてさらに時を遡ると、江戸時代以前の石神井川は、飛鳥山の手前で南に向きを変え、不忍池を経由して江戸湾に注いでいたらしい(何時の時代に、何故現在の流路になったかは諸説あり)
詳細はこちらを!とても勉強になります
http://www.asahi-net.or.jp/~vm3s-kwkm/

石神井川が今の王子駅付近で流路を変えて隅田川に合流した後、かつての南北流路には谷田川(別名藍染川)という川が発生
本郷台地と上野台地に挟まれており湧き水が多かったせいです
勤務地の近くから、上野動物園裏手の池之端3丁目付近(不忍池のすぐそば)まで、緩やかに蛇行しながら伸びる勾配の全く無い道があるのですが、この道が谷田川の名残ではないかと思います
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現在は前線暗渠化されているが、この沿道には谷田という名を冠した商店等多し

興味深い、実に興味深いことですwww
以前谷端川の記事の際にも公表しましたが、ジテツーを始めるまでは
古今の河川が、現在の土地・道路の勾配に及ぼしている影響について考える事さえなかった
あのタモリさんも同じ御趣向をお持ちのようで日本坂道学会副会長として御活躍されるとともに、タモリ倶楽部ブラタモリにおいて、古地図と現在の街角との関わりが特集されることがあります

タモさんや江川達也先生、久保田アナと一緒に雑談しながら、自転車で東京の河川の痕跡を辿るのが私の夢です


さて、王子駅付近に再び戻ります
実は私、王子駅の近くで働く事、実は2回目なのです
20年近く前に、当時勤務していた会社の本社が北区豊島に移転し、5年ほど王子駅から通勤していました
その後理由あって転職。紆余曲折を経、偶然か必然か十数年ぶりにこの地にやってきたわけです
だから現在の勤務地に異動直後、懐かしの王子駅前を見にいきました
駅東側は、首都高速中央環状王子線の開通に伴う再開発でだいぶ変りました
しかし西側は昔のまんまです
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このへんでよく酔っ払って騒いだっけ・・・
明け方まで遊んで、この親水公園口のすぐそばにある24時間営業の立ち食いそば屋さんで、かき揚うどん+カレーライス大盛りセットの朝食をかき込んでそのまま仕事に行ったことも1度や2度ではありませんwww
そのお店が今でも営業し続けているさまを見て、当時の情景をまざまざと思い出しました・・・
若かった自分!どうしようもなく愚かだけどエネルギーに満ちあふれていた・・・
もう二度と戻らない日々
そのうちこのお店にお昼でも食べに行こうと思いますww

話がそれましたwww
親水公園口を背にするとこんな光景です
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旧流路がそのまま保存されています
すぐそばには、古典落語王子の狐で有名な割烹扇屋の跡があります。残念な事に数年前に廃業、14代目当主さんは小さなお弁当屋さんだけを承継し、作中狐を騙した男が土産に持ち帰った卵焼きの販売をなさっています

上流に進むと、よく整備された公園が
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この奥は東京都内ではあまりお目にかかれない景観ですが
そろそろ紙面も尽きるので(うそつけ!疲れただけだろ)
次回以降に乞うご期待
おあとがよろしいようで。オチはありませぬwww


空蝉





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