わが心のアンチヒーローたち 其の十七 ベルクカッツェ

多摩発祥の職人軍団、タツノコプロから初めてお招きした今回のアンチヒーローは
またもや哀愁の中間管理職(笑)ギャラクター所属
ベルク・カッツェ首領(次期総裁)でございます
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首領が御出演した、科学忍者ガッチャマンは、当時としては驚異的にリアルで未来的なメカデザインとアクの強いキャラ、そして結構リアルな設定、ストーリーで注目を集めたタツノコプロの大ヒット作品です
小3だった私のクラスの男子たちもガチャマンごっこにあけくれる毎日だったw
そして、私の役は当然というべきか必然的に悪役にしてお笑いキャラである首領に最初から決まってた(威張って云うな)ww
「ベルクカッテ(笑)は、たっつあん(当時の私の渾名)できまりだべさ!」
普通、敵役をふられた子は嫌がる、もしくはいじめられっこがふられるw
しかし、自分から進んで首領になりたがりました

「お~のれ、おのれガッチャマン!次回こそは目にもの見せてくれるわ!さらばだぁ~」と、首領の口調のモノマネもお手のもので、町内で有名になってしまい、近所のおじいさんに素人モノマネ番組に応募してはどうかと言われる始末ww
図工の時間に、首領の頭巾を真似たかぶりものを勝手に作り、ひとり図に乗ってたww

そんな、私が愛して止まなかったベルク・カッツェ首領の正体は、総裁Xによって作り出された、双子の男女二人がかけあわされた両性具有のミュータント

年齢不明だけど変装(女装も男装もw)の名人
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そしてあの逃げ足の速さは悪役中随一なのではといわれています

ちなみに、この方をはじめて見た時に、なぜか首領を想起しましたwww
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「好きなもの?男のワガママかな?」w


物語の進行に伴い、他のアニメ系悪役キャラ同様、首領もまたお笑い路線、いじられキャラ的扱いが増えてゆきましたww
テロ計画をことごとくガッチャマンに阻止され、総裁Xの叱責に縮み上がり、余計なひと言で雷を落とされたり、あるいは少し誉められては有頂天になるその姿
そして、あれだけこき使われながらも、自らを創生した総裁Xに絶対の忠誠を誓い続けたものの、最後には総裁に見捨てられ半狂乱になり溶岩に投身自殺
おまけに視聴者からは笑われ続けたその姿に
燃え尽き症候群に陥ってしまった中間管理職サラリーマン的な悲哀を感じずにはいられない

オトナになってから振り返ると、そんな感慨が持てます

ある意味最も同情されるべき敵キャラといえましょう
「私は普通に生まれたほうが幸せだった・・・」という最後のセリフも泣かせます・・

配下のギャラクター隊員もなんかユルイwwというかやけに人間くさいwww
せっかくの侵攻作戦も、素人かと思えるほどの初歩的なミスでだいなしにしてしまい
いつもガッチャマンにメタクソに負けて、最後には首領からは捨て駒にされたうえに「私は部下に恵まれていない」などとこきおろされ
「安月給」「他に仕事もないし」「こんな僻地でやってられるか」「俺たち助かるのかなぁ」こんなやる気の無いセリフを頻発し、非番にはヤケ酒をあおることさえあるwww
世界征服を目指す悪の組織ギャラクターは、バイト感覚のワーキングプアによって成り立っていた!

ショッカー戦闘員やドルゲ配下のアントマン、最近では砂漠の使徒のスナッキーなどのレベルからしたら、信じられないほどの悲惨な軟弱部隊
WWⅡのドイツ軍から見たイタリ○軍はこんな感じだったのかも

これでは総裁Xも撤収してしまいますwww

この
憎めない悪役像は、タツノコプロ作品の伝統として引き継がれてゆく・・


ところで首領を演じた寺島幹夫さんは2年前に他界されました
数々のキャラを演じご活躍された方でしたが、巷間では首領役が最も高く評価されているようです

ドイツ語でベルク(Berg)は山、カッツェ(Katze)は猫だけど、山猫はWildkatzeかと(by wikipedia)
英語ではwildcatか・・・



タイアップはまたもやキンショーにしました
決してベルク・カッツェ首領をバカにしているわけではありません

首領の怒りと悲しみにマッチしてはいまいかと・・・

空蝉




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