わが心のアンチヒーローたち 其の三十二 カマキラス クモンガ

昭和42年の東宝作品「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」でデビュー
カマキリ怪獣カマキラス
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そして同じく蜘蛛怪獣クモンガ
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両者のストレートなネーミングにはいまさらながら笑えますが、現在、冷静に見ると「怪獣」ではなく
「超巨大化蟷螂」と「超巨大化蜘蛛」ですねw

私がカマキラスを地方都市の映画館で観たのは昭和44年の「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」でした
(クモンガにいたっては後年レンタルビデオで・・・)
大げさなタイトルの割には東宝チャンピオン祭りの一編であり、同時上映はコント55号だった・・・
まだものごころつかない私でさえ、はなしに聞く最盛期のゴジラ映画とちょっと違う気がしました

それもそのはず
第1次怪獣ブーム終焉後の当時、東宝の興行成績は急坂を下るように下降を続け、本作よりゴジラシリーズは最盛期の1/3から1/4の予算での制作を余儀なくされたというのです
結果、特撮シーンは、過去作品の使いまわしばかりになり、人気凋落に拍車を掛けることになってしまう
更には追い討ちをかけるように、巨匠:円谷英二大監督が公開直後に逝去
まさに時代の終焉でした

そのような時期に、ゴジラシリーズを観はじめたからなのか
後年、オトナになってからはじまった平成ゴジラシリーズに対し盛り上がってしまうのかも知れませんw

さて、今回取り上げたカマキラスとクモンガですが
着ぐるみではないのにもかかわらず、非常にスムーズで自然な動作をしたことで知られています
CGなんざ無い時代にです
それはあやつり人形のように、天井からピアノ線で吊るした状態で大勢のスタッフによって操演されたのです
当時の特撮スタッフの努力と苦難には頭が下がります

しかしそれぞれ昆虫と節足動物出身(?)でありながら、かなり高度な知性を備えていることに突っ込みたくなります(モスラもだけど・・・)
子供心に思ったのは、鳥類や爬虫類をモチーフに造られた怪獣が、宇宙怪獣と闘ったり、友軍を助けたり、人類との関係をうかがわせるのはなんとなく受け入れられるけど
どう見ても巨大化したカマキリやクモが、ミニラを集団でいたぶったり、モスラ幼虫と共同でキングギドラを糸巻きにしたりするのは不自然に感じたものですw

当時、自宅のすぐ裏が山で、自然が身近だったせいかも
「虫は理性や感情、思考などしない ただ生きて喰って繁殖するだけ 人や犬と違って赤い血は流れてない 踏み潰せば白や緑のドロドロをまきちらす」 
などと幼児ながらに体感していましたw

そういえば、自動車に轢かれてぺしゃんこになったカマキリからハリガネムシ(寄生虫)が飛び出してウネウネのたうち回っているのをはっきりと記憶していますw
たしかまだ小学校入学前でした
まだ、怖いキモいという感情が未発達だったのでしょうか、のたうち回るハリガネムシを手でつまんで母に見せに行ったら悲鳴をあげられましたww

あの事件は、たしかに昆虫に興味を持つきっかけになった
あのまま極めて、昆虫学者にでもなればよかったw
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ww


さて
カマキラスとクモンガについて批判的な論調になってしまいましたが、彼らが嫌いなわけではありません
モスラ以来となる虫型怪獣は、東宝怪獣のバリエーションに新境地を開いたと見ています
ただいかんせんブームの終焉期に登場したことは、彼らにとって不運としか云いようがない


2004年に、珍作w「ゴジラ final wars」で、カマキラスもクモンガも他の怪獣たちと共に見事復活を果たします

カマキラスはパリを襲撃
高速飛行とハーケンクラッシュで、地球防衛軍の空中戦艦を轟沈し、伊豆で身体をカメレオンのように保護色で隠しゴジラに挑むが、軽々吹っ飛ばされ鉄塔に刺さり絶命
クモンガも米国アリゾナ州を襲った後、ニューギニアのジャングルで、ゴジラに強縛デスクロスネットを仕掛けるも、逆に砲丸投げのようにネットごと投げ飛ばされ消息不明に・・・
ゴジラの圧倒的な強さを引き立てる役割を立派に果たしましたw

この final wars では、過去にゴジラと熱く戦い共演したモスラ、ラドン、アンギラスといった、黄金時代の好敵手たちと比べるとイマイチな扱いでしたが、それでも東宝怪獣映画史に歴然と名を残す二頭なのであります



今回、クリーチャー2頭とのタイアップはやっぱり2曲w
80年代カオスからよみがえる快作



熱帯の巨大蟷螂巨大蜘蛛は「ジャングルベッド」に生息
世の虫嫌いに贈る「いまわし電話」 イヤガラセだよんw

平沢進師匠に「動画は無かったのかな?」と、静かに抗議されそうだけどご勘弁をw(マジで無かったんすよ、師匠!)

収録アルバムは3rd「potpourri(ポプリ)」(キュアサンシャインの妖精ではないw)
初めて購入したP-MODELのアルバム(ちなみに1stと2ndは友達から借りてテープにダビングw)
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たとえP-MODELを知らなくても、当時の私がジャケ買いしてもおかしくない懐かしのLP盤ですよw

ニューウェーブの旗手として、時代を駆け抜けた彼等は、この3rdで世のテクノ派少年少女を見事に裏切り、そして背を向けた

「ロックは恥ずかしい」
というヘッドコピーがレコードの帯(嗚呼!なんて良い時代)にあって、なんだかよくわからなかったけど、P-MODELがピコピコサウンドに決別して、内側に急旋回した機会に立ち会えたことが無性に嬉しかった
当時主流となりつつあったHR/HMとは全然異なる彼ら独自のハードな構成にハマりました(ちなみに次作「perspectiv」で、完全にヒッキー状態になる)

恥ずかしいかもしれないけど素晴らしい
ロックって、こんなにも独自の表現が可能なのかと驚きました
単なる個性派ではない、なんと実力に裏打ちされたバンドなんだろうか
最近では「けいおん」との関連が話題を呼んだことも記憶に新しい御長寿モンスターバンドです
機会があれば、数十年ぶりにライブを観たいものですわw


ジャケ買いと云えば
当時、デザイン系への進学を検討していた私にとって魅力的だったのは、ジャケットと歌詞カード全般の写植に使われた隷書体という書体でした
隷書体はコチラ
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このブログでは使えない書体ですw
当時はアナログ技術でしたが、隷書体はDTP(デジタル)化されても健在で、独特の雰囲気が表現できるため様々な場で活躍中w
今でも好きな書体です
日本円お札の金額は隷書体なんだぜ


空蝉












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