わが心のアンチヒーローたち 其の十三 ノンマルト ガイロス

ノンマルトを語りたく思う
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地球には、人類の登場以前に知的生命体が存在したが
人類の台頭とともに、争いごとを好まないその種族は
海底に隠匿し静かに暮らす道を選んだ
しかし、その平穏で平和な日々も
人類の海洋への進出によって脅かされることになる
強欲で残忍な人類との共存は不可能
海を追われたら、もう他に行くところはない
しかたなしに、その種族は人類への反抗を決意した・・・

ウルトラセブン第42話 ノンマルトの使者

幼児だった私は、なぜかその内容をおぼろげながらおぼえています
特に
「ノンマルトは本当に地球の原住民だったのでしょうか?」
という最後のナレーションを強くおぼえています

我ながらたいしたもんだとも思うのは
このストーリーの真意について、かなり正確に理解していた
地球は人類だけものではないから、人類の都合で環境を破壊したり他の生物を絶滅させるのはよろしくない
みたいに考えた記憶があります

今、先輩諸兄が発信する情報を閲覧すると、このノンマルトの使者を愛好されている方々の多さに驚かされます
ウルトラセブンには、単純な勧善懲悪的バトルからは一歩外れて、深く考えさせられるストーリーが多い
特にこのくだりは
多分、今大人の私が観てもストーリーの奥深さ、そして真市少年の悲しさに心打たれることでしょう

蛸怪獣ガイロスも悲しい
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ウルトラ警備隊のピンポイント攻撃に慌てて逃げ出し、セブンとのバトルではほぼ一方的に切り刻まれてしまう・・・・

結局ノンマルトの海底都市は、ウルトラ警備隊による一方的な攻撃を受けジェノサイドされてしまう・・・

「我々の勝利だ!海底は我々のものだ!」と喝采を叫ぶキャプテン・キリヤマ

しかし
ほんとうにこれでいいの?
あの海底都市には自分と同じくらいの子供たちもいたかもしれないのに
幼いなりに内心思いました


脚本担当は金城哲夫氏なのですが、沖縄出身の氏は
ヤマトンチューに侵略・併合され
そして、大戦末期に悲惨な歴史を辿った故郷の境遇を
ノンマルトに重ね合わせたのではないかと云われています
沖縄が本土に返還されるのは、この4年後

この年プラハの春、そしてベトナム戦争は膠着状態に
まさに東西冷戦の真っ最中でした
ちなみに今事業仕分けに参加中の経済評論家、勝間和代さんが生誕された年でした(あんまり関係ないか・・・)

しかしノンマルトが憐れだ。あまりにも悲しいなう

ちなみに本作ではアンヌ隊員の水着姿を拝むことができます(結局それが言いたかったのかよ!wwwwwwwww)


恒例のコラボ曲は最終小教典にて


悪魔からしたら、人類もノンマルトも同じ地球の生物同士だけど
神々が、自分達をコピーして作った「知能ある野獣」の蛮行には呆れているかも・・・

20世紀最後の年、地球征服完了直前に発布された演説メタルなんですが
悪魔の視点ならではの痛切なメッセージを人類へのはなむけとした
と捉えました

♪100年かけてなにを学び、100年かけてなにを失くした♪
♪電子時代のホモサピエンス♪

そういえば、デーモン閣下とは世を忍ぶ仮の同世代です
ウルトラシリーズ等特撮ものへの御造詣が深く、よくミサのMCやTVのアドリブでうんちくを披露され、怪獣のモノマネ芸は世界最高レベル
ゴジラの鳴き声コンテストで、見事1位になられたエピソードも・・・。東宝公認はダテじゃないぜ!


空蝉




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